2025.7/15(サロン・ド・マッスルラボ大森)
Vol.18
題名:真冬の訪問者
著者:w・c・ライアン
発行:新潮文庫
2025年2月1日 発行
緑色の表紙と題名に惹かれて読んでみようと思ひました。
IRAと敵対する義勇軍の両方に属していた保険会社損害査定人の主人公が元婚約者を射殺されて真犯人を自分で捜しに行く話でした。
ダブルスパイのようなことをしている人は、1921年1月の内戦さなかのアイルランドでは多かったような印象で、ばれれば当然処刑されるので、近所の人や家族にも内緒で参加していたようです。
正直なところ8割方話の内容はよく分かりませんでした。
日本人の書いた解説を読むとアイルランドを舞台にした歴史ミステリーで、IRA(アイルランド共和軍)とは、アイルランドの独立を目的として、内乱やテロ活動を行った武装組織のこと。
発端は1801年にイギリスが、アイルランドを併呑したことにある。
アイルランド内でもカトリックの多い南とプロテスタントの多い北で、平和が続くことはなく内乱が続くのである。
とこのとで、読み終わった後に解説を読むと、そういふ事情があったのかと思ひますが、何も知らずに読んでいると複雑過ぎて何が何だか分からないといふのが正直な感想です。
登場人物も何者か知らないので、表紙の裏の人物説明で頭に入れてから読まないと分からないので、2回目に読むと面白いとは思ひます。
読みたいのは山々ですが、返却期限もありますので、一期一会を大事にして、2度読みはせずに返却します。
印象に残った台詞は、「私は己の欠点に気づくのが賢さの証だと思っている」とヴェインが言ったことと、著者インタビューで「歴史小説家は過去の研究に何を追加出来ると思いますか」に「私たちは事実の裏側に迫ることが出来る。フィクションではノンフィクションでは再現出来ない方法で、感情や雰囲気を再現できると思います。歴史の隠された部分に私たちを連れていきます」との著者インタビューを解説者は紹介しています。
アイルランド人作家であるので、国民感情の裏の裏まで見抜いている小説だと思ひました。
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