2026.2/3(サロン・ド・マッスルラボ大森)
Vol.39
題名:米中もし戦わば 戦争の地政学
著者:ピーター・ナヴァロ
発行所:(株)文藝春秋
2016年11月30日 第1刷
二大超大国が貿易戦争をしているので、実際に戦争になったらどうなるかと2016年の米国大統領補佐官が書いている本があったので読んでみようと思ひました。
読み終わって、著者の経歴を見ると経済学者といふことで、軍事専門家だと思って読んでいたので意外な感じがしました。
1期目の選挙中からトランプ陣営に加わりと書かれているので、今は何をしているのかと思ひ、ウィキペディアで検索すると、2017年にホワイトハウス国家通商会議委員長、コロナのパンデミックの時には感染症研究所の所長を批判し、2020年アメリカ合衆国大統領選挙を転覆する試みを求め、選挙不正の陰謀論を広め、2022年2月には議会から2度召喚されたと書かれています。
経歴を見ると大統領の知恵袋といふ印象を受けます。
本の内容はアメリカと中国の軍事力や戦略の違いが詳細に書かれていて、2016年当時の力関係がよく分かりました。
印象に残ったのは、海底何千メートルに設置している機雷が軍艦を探知すると自動で海底を時速250kmで目的物に突撃し巨大な機雷なら1発で軍艦を沈没させることが出来る破壊力があり、漁船に色々な海に設置させているのが何万発もある様です。
全く知らない現代の軍事力のことが書かれていたので、読む前と後ではカルチャーショックを受けるくらいです。
現代のことはネットニュースを見れば分かりますが、軍内部の詳細な戦略が書かれているので、小さな島を巡って色んな国が領有権を主張するのは、島が自分の国になれば周りの領海がプラスされて、海底資源や石油等を手に入れたり、航行の自由も手に入れられるから必死になるのだと分かります。
「弱さは常に侵略への招待状」
「団結すれば栄え、分裂すれば倒れる」
「現実から目を反らしてはいけない」
等といふ言葉も書かれていました。
米国と中国の軍事的な超機密事項をこんなに詳しく書いても良いのか?と思ひ、全て読み終えた日本人が、両国の戦略を全て把握してしまった現状はたれも知らない。
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