西洋の敗北と日本の選択

2026.5/24(サロン・ド・マッスルラボ大森)

 

Vol.43

題名:西洋の敗北と日本の選択

著者:エマニュエル・トッド

発行所:(株)文藝春秋

2025年9月20日 第1刷発行

 

題名を見ると詳しく読んでみたいと思ひ読みました。

作者はフランスの歴史学者で沢山本を出していますが、読んだことがなかったので初めて読みました。

ソ連崩壊、米国発の金融危機、アラブの春、16年トランプ勝利、英国EU離脱等も次々に予言を的中させたようです。

 

この本は25ケ国語に翻訳されたが、英語の翻訳は禁止されている英語圏では発禁本とのことです。

 

読んだ感想としては、ロシア・ウクライナ戦争でアメリカがロシアに負けて、ロシアより弱いイランに鬱憤ばらしで弱いものいじめをしていて、アメリカ政府は25%しかまともな人間はいない(75%は狂っている?)と書いていたり、プーチンがNATO拡大を阻止する為にウクライナはレッドラインだと何年も前から公式に宣言しているにも関わらず、無視して武器をどんどん送り付けて挑発させて、各地で同盟国などを戦争に巻き込もうとしているとのことです。

 

アメリカは言ったことや約束は守らないが、ロシアは約束は守るといふ事がレッドラインの表明に現れているといふことでしょう。

 

作者は大の日本贔屓で、同盟国を不必要な戦争に巻き込もうとしている米国の動きこそ用心すべきで、何年も前から、日本は核武装すべきだと言い続けているようです。

 

核の傘などは全く意味が無いのは、核を使用すれば自国が核攻撃される可能性が高くなるので、他国の防衛の為に核兵器を使用することはあり得ないので全くの無意味で、自分の国が持っているか持っていないかだけで、核シェアリングも何の意味もないといふことです。

 

20年くらい前に、日本は核武装すべきだと言った時の日本人の反応は、「そんなことを言うとはなかなか感じのいい西洋人だな。しかし、現実にはあり得ない」といふ反応だったようです。

 

危険なのは、ロシアとイランではなく、アメリカとイスラエルだと明言していますので、英語翻訳の許可が降りないのは、アメリカの現政権を見れば妥当なんじゃないでしょうか?

 

作者は歯に衣着せぬ物言いで正直過ぎるのかもしれませんが、世界的な予言を的中させ続けている人物ですので、日本へのアドバイスもしっかりと考えてみる必要があると思ひます。

 

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